「薬膳カレーと普通のカレーの違いって何ですか?」前編【質問コーナー】

f:id:lohasjulia:20200613124322j:plain

 

 

こんにちは。LOHAS JULIAの楠木まみです。

 

全国的に梅雨入りしましたね。

湿度が高くなり、蒸し暑く不快な季節がやってきました。

 

今日は「薬膳カレーと普通のカレーの違いって何ですか?」という素朴な疑問を頂きましたので、何が違うのかおはなししてみたいと思います。

 

ちょっと長くなりますので、2回に分けて書いていきます。

それでは、どうぞ!

 

 

 

材料の検証(1)

一般的なカレーに入っている材料を調べてみる

 

 

カレーの具材は家庭によって様々なので、ここでは概ね一般家庭で作る基本的な材料を選んでみます。

 

・牛肉or豚肉or鶏肉

・玉ねぎ

・ニンジン

・ジャガイモ

・市販のカレールーorカレー粉

 

市販のカレールーとカレー粉の違い

 

次に、カレールーと、カレー粉。

このふたつの違いって何だと思います?

 

まず、日本のカレー粉のスタンダードであるS&Bさんカレー粉の中身をチェックしてみました。

 

www.sbfoods.co.jp

 

原材料名

ターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ、香辛料

 

フェネグリークはあまり聞きなれませんが、中国では胡芦巴(コロハ)と言い、温腎、散寒、止痛の効能がある中薬です。

 

次に、カレールー。

カレールーは多種多様な為、今回はS&Bカレー粉と比較する為にS&Bさんのカレールーをチェックしてみました。

 

www.sbfoods.co.jp

 

原材料名

牛脂豚脂混合油脂(国内製造)、小麦粉、ソテー・ド・オニオン、カレー粉、食塩、砂糖、でん粉、フォン・ド・ボーソース、バナナフレーク、ソースパウダー、ミルクパウダー、ローストオニオンパウダー、香辛料、オニオンエキス、バター、煮込みマサラペースト/カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、乳化剤、香料、(一部に小麦・乳成分・牛肉・大豆・バナナ・りんごを含む)

 

原材料の中に「カレー粉」の表記があり、それ以外にものすごい数の調味料が入っています。

 

ソテードオニオン、オニオンエキス、ローストオニオンパウダー・・・。

オニオンだけでも3種類!(笑)

そして、煮込みマサラペーストとありますが、マサラとは様々なスパイスをMIXしたものの名称。

 

カレー粉のみでも立派なカレー香辛料なのに、更に煮込んだスパイスが入っている。

これでもかー!という、感じですね(笑)

 

薬膳カレーに入っている材料とは何なのか?

 

では、問題の「薬膳カレー」の材料は何が入っているのでしょう?

 

【市販の商品】

「薬膳カレー」という名のカレールーを発見しました。

 

www.k-shokuhin.com

 

中に入っているものは、

 

原材料

トマト・ピューレーづけ、牛乳、炒めたまねぎ、砂糖、乾燥マッシュポテト、トマトペースト、脱脂粉乳、トマトケチャップ、カレー粉、でん粉、チキンコンソメの素、にんにく、しょうゆ、おろししょうが、なたね油、食塩、野菜エキス入り調味料、酵母エキス、りんご酢、バター、香辛料、(一部に乳成分、大豆、鶏肉、りんごを含む)

 

基本のカレー粉以外は、様々な調味料が入っていますが、いわゆる薬膳という感じの食材は見当たりません

あえて気になるものと言えば、にんにくおろししょうが、でしょうか。

 

【お料理レシピ編】

次に、ネット上のお料理レシピなどに投稿された「薬膳カレー」と題したものの材料をざっくり拾ってみました。

 

一般的なカレーの材料以外の食材は、このようなものが入っていました。

 

枸杞の実(ゴジベリー)

松の実

八角

大豆

黒豆

味噌

蓮の実

緑豆

 

ここまでで、カレーの基本の味であるカレー粉に含まれるスパイスが「薬膳カレー」、「普通のカレーどちらのカレーにも入っている、ということがわかりました。

 

では、お料理サイトに投稿された薬膳カレーのちょっと変わった材料、これらが薬膳カレーとして功をなしているかどうかについて考えていきます。

 

材料の検証(2)

特殊な材料が入っているのが「薬膳カレー」なのか?

 

答えは、イエスでもありノーでもある。

 

えーー?!一体どっち?!

 

イエスと答える理由・・・材料の効能に対して、その効能が得られる症状や体質の人が食べた場合に当てはまる可能性がある。

 

ノーと答える理由・・・材料の組み合わせが薬膳の基本的な理論から逸脱していていたり、疾病予防や健康回復に至らない、若しくはになる。

 

薬膳の大家の先生でしたら、「それはまだ薬膳と呼べないわよ」と、ひと蹴りするかもしれません・・・。

 

必ずと言っていいほど入っているお肉の効能で考えた場合

 

各お肉の効能をみていくとこんな感じです。

 

・牛肉・・・オールOKの万能選手。

・鶏肉・・・冷えがある人向け。

・豚肉・・・少し暑がりで乾燥している人向け。

 

これが何かヒントになりそうな気がしますね。

 

後編に続く・・・